転職サイトの違いがわからない人へ｜タイプ別の選び方と失敗しない使い方
「転職サイトが多すぎて違いがわからない」
「求人サイトと転職エージェントって何が違うの？」
「どれに登録すればいいのか分からないまま時間だけ過ぎていく…」
初めて転職活動をすると、まずここでつまずきがちです。
正直、ぼくも最初の転職では、
- とりあえず有名そうな転職サイトに片っ端から登録
- 求人メールが毎日たくさん届いて疲れる
- 結局どこから応募すればいいか分からず、行動が止まる
という遠回りをしました。
結論から言うと、転職サイトの「違い」さえざっくり理解できれば、登録する数は3〜4つで十分です。
しかも、その組み合わせを間違えなければ、未経験・初めての転職でも情報不足で失敗する確率はかなり下げられます。
この記事では、
- 転職サイトの代表的な3タイプ（求人サイト・エージェント・スカウト）の違い
- 初心者が登録しておくべきサービスの数と選び方
- のりすけがやらかした「登録しすぎ＆丸投げ」の失敗談
を、できるだけやさしく整理していきます。
そもそも「転職サイト」は3種類ある
まず最初に押さえておきたいのは、「転職サイト」とひとことで言っても、性格の違う3タイプがあるということです。
① 求人サイト（自分で探して自分で応募するタイプ）
いわゆる「転職サイト」と聞いて多くの人がイメージするのが、このタイプです。
- たくさんの求人一覧から、自分で条件を絞って検索
- 興味のある求人に、自分で直接応募
- 企業とのやりとりも、自分でメールやサイト上で行う
メリットは、
- 求人数が多く、比較しやすい
- 自分のペースでこっそり動ける
- 「とりあえず市場を眺める」だけにも使える
一方で、
- 書類の添削や面接対策は基本的に自分でやる必要がある
- 応募条件と自分のスキルのギャップに気づきにくい
といったデメリットもあります。
② 転職エージェント（担当者がついてくれるタイプ）
次に、「転職エージェント」。
これは、あなたに担当のキャリアアドバイザーがついて、
- 希望条件のヒアリング
- 非公開求人の紹介
- 職務経歴書・面接のアドバイス
などをしてくれるサービスです。
メリットは、
- ひとりで悩みがちな部分を相談できる
- 自分の経歴を客観的に評価してもらえる
- 企業との日程調整や年収交渉を代わりにやってくれる
デメリットとしては、
- 担当者との相性によって満足度が変わる
- 紹介される求人が「エージェントの得意分野」に偏ることがある
などがあります。
エージェントの使い方については、こちらの記事でかなり詳しく解説しています。
転職エージェントの賢い使い方｜丸投げせず「共同作業」にするコツ
③ スカウト・オファー型サイト（登録して待つタイプ）
最近増えているのが、いわゆる「スカウト」「オファー」型のサービスです。
- 自分の経歴や希望条件をプロフィールに登録
- 企業やエージェントからのスカウト・オファーを待つ
- 興味があれば返信して、選考に進む
という仕組みになっています。
メリットは、
- 自分から探しに行かなくても、声がかかる可能性がある
- 「どんな会社が自分に興味を持つか」を知ることができる
一方、
- スカウトの質はサービスや経歴によってバラバラ
- 「誰にでも送っているテンプレスカウト」も多い
という点は、事前に知っておく必要があります。
転職サイトの違いがわからない理由は「全部ごちゃ混ぜ」で見ているから
多くの人が「違いが分からない…」と感じるのは、
- 求人サイト
- エージェント
- スカウト型
を、全部ひとまとめに「転職サイト」として見てしまうからです。
イメージとしては、
- 求人サイト → スーパーの棚を自分で見て回る
- エージェント → 店員さんに相談しながら選ぶ
- スカウト型 → お店から「これどうですか？」と提案が届く
くらいの違いがあります。
だからこそ、「タイプごとに役割が違う」と理解したうえで、組み合わせて使うのが正解です。
初めての転職で登録すべきサービスの数とバランス
では、具体的に「いくつくらい登録しておけばいいのか？」という話に入ります。
ぼくの結論は、初めての転職なら、
- 求人サイト：1〜2つ
- 転職エージェント：1〜2社
- スカウト型：1つ（余裕があれば）
くらいがちょうどいいバランスです。
なぜ「登録しすぎ」はNGなのか
ぼくは最初、
- 有名どころを片っ端から登録
- メールボックスが求人メールで埋まる
- どこから何の案内が来ているのか分からなくなる
というカオス状態になりました。
結果的に、
- 必要な情報を見逃す
- 「なんか疲れたから、今日は何もしなくていいか」と先送り
という流れになり、転職活動自体がストップしました。
サービスを増やすほど情報量は増えますが、処理できる量には限界があります。
だからこそ、「厳選して3〜4つ」に絞るほうが現実的です。
転職の最初のステップ全体については、こちらも参考になります。
初めての転職は何から？絶対に失敗しない最初のステップ
のりすけがやらかした「転職サイトの使い方ミス」
ここで、ぼく自身の失敗談もひとつ。
失敗①：求人サイトだけで完結させようとした
最初の転職では、「エージェントに相談するのはハードルが高い」と感じて、
求人サイトだけで完結させようとしていました。
その結果、
- 求人票の読み方が分からず、とりあえず条件だけで選んでしまう
- 自分の経歴で本当に応募していいのか分からない
- 書類が通らない理由も分からず、ただ落ち込む
という状態に。
正直、このときにエージェントに一度でも相談していれば、かなり早く軌道修正できたと今なら思います。
失敗②：逆にエージェントに丸投げしすぎた
次の転職では、その反動でエージェント頼みになりました。
- とにかく担当者から来た求人を全部受ける
- 自分ではほとんど求人検索をしない
この結果、
- エージェントの得意な業界に偏る
- なんとなく条件は悪くないが、仕事にワクワクしない
という状態になり、「また転職を考える」ことに。
この経験から学んだのは、「求人サイト」と「エージェント」はどちらか一方ではなく、役割を分けて併用するのがベストだということです。
実践編：転職サイトを使い分ける具体的なイメージ
ここまでを踏まえて、「じゃあ実際どう動けばいいの？」という部分を具体化していきます。
① 求人サイト：市場の“地図”として使う
求人サイトの役割は、
- どんな職種・業界があるのか把握する
- 自分の経験で応募できそうな求人のイメージをつかむ
- 年収・待遇の相場感を知る
という「地図」のような存在だと考えると分かりやすいです。
② エージェント：進路相談と“調整役”として使う
エージェントには、
- 転職の方向性が合っているかの相談
- 職務経歴書のブラッシュアップ
- 企業との日程・条件交渉
といった「伴走役」としての役割を期待します。
「全部任せる」ではなく、「一緒に考えてもらう」イメージが近いです。
③ スカウト型：可能性の確認＆“棚ぼた枠”として使う
スカウト型は、
- どんな企業が自分の経歴に興味を持ってくれるのか
- 自分でも気づいていない選択肢があるか
を知るための「追加のレーダー」くらいに考えておくのがちょうどいいです。
本命は求人サイト＋エージェントで探しつつ、「良いスカウトが来たらラッキー」くらいの温度感がおすすめです。
お得に転職活動を進めたい人向けの小ワザ
どうせ転職活動をするなら、少しでも実質コストを下げておきたいという人も多いはずです。
たとえば、スーツやビジネスバッグ・履歴書関連グッズなど、面接の準備に必要なものは
楽天市場 や Amazon公式サイト でレビューを見ながらそろえておくと、
失敗しにくく、ポイントも貯まりやすいです。
また、転職サイトやエージェント・転職本などに申し込む前に、
ポイントサイトの ハピタス を経由しておくと、
「登録するだけ」「本を買うだけ」でポイントがバックされる案件もあります。
どうせ同じサービスを使うなら、こうした“ひと手間の工夫”で転職活動にかかる実質コストを抑えておくのも、長期的には効いてきます。
まとめ｜転職サイトの違いを理解すれば、迷いはかなり減る
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 「転職サイト」とひとまとめにせず、求人サイト・エージェント・スカウト型の3種類に分けて考える
- 初めての転職なら、求人サイト1〜2・エージェント1〜2・スカウト1くらいで十分
- 求人サイトは「地図」、エージェントは「相談相手」、スカウト型は「追加のレーダー」として役割を分ける
- 登録しすぎ・丸投げしすぎはどちらもNG。自分でも情報を見て、主体的に選ぶのが大事
もし今、
- 転職サイトの違いがよく分からず、情報だけが増えて疲れてきた
という状態なら、今日やることは1つでOKです。
- 求人サイト・エージェント・スカウト型から、それぞれ1つずつ候補を選ぶ
そのうえで、
- 求人サイト → 市場チェック用
- エージェント → 相談＆非公開求人用
- スカウト型 → 可能性の広がり確認用
という役割を意識して使ってみてください。
転職活動は、「情報をたくさん集めた人」がうまくいくのではなく、
「必要な情報だけを整理して、少しずつ行動に移せた人」がうまくいきます。
遠回り気味だったぼくの経験も、あなたの最短ルートづくりのヒントになればうれしいです。
関連記事・参考リンク（内部リンクと外部リンクのまとめ）
- 楽天市場（面接用のスーツ・バッグ・靴・PC周辺機器などの準備に）
- Amazon公式サイト（転職・キャリア本や文房具を素早くそろえたい人向け）
- ハピタス（転職サイト登録やネットショッピングでポイントを貯めて実質コストを抑えたい人向け）
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