副業の経費で計上できるもの一覧|確定申告で節税する方法と注意点
副業で得た収入が増えると気になるのが「税金」。しかし、経費として計上できるものを正しく理解すれば、無理なく節税が可能です。この記事では、確定申告で認められる副業の経費と、その計上ルールをわかりやすく解説します。
経費とは?確定申告での基本ルール
経費とは、副業で得た収入を得るために使った費用のこと。つまり「仕事のために必要だった出費」であれば、一定の条件で経費として計上できます。
経費にできるか判断する3つの基準
- 副業に直接関係する支出であること
- 私的利用(プライベート)との区別ができること
- 領収書や明細など証拠を残しておくこと
たとえばスマホ代やパソコン購入費などは、仕事と私用を分けて「按分(あんぶん)」することで一部を経費として認めてもらえます。
副業で経費に計上できる代表的な項目
1. 通信費・スマホ代
在宅ワークやSNS発信など、副業でスマホやネットを使う場合は、その利用割合を計算して経費にできます。たとえば「仕事で全体の3割使っている」と判断できれば、通信費の3割を計上可能です。
2. パソコン・周辺機器
副業で使用するパソコン、プリンター、マウス、キーボードなども経費対象です。10万円以上の高額な機器は「減価償却」として数年に分けて計上します。
3. 消耗品費
文房具、コピー用紙、USBメモリなど、仕事で使う小物も経費になります。100円ショップで買った文具でも、レシートを保管しておくことが大切です。
4. 家賃・光熱費(在宅ワークの場合)
自宅の一部を作業スペースとして使う場合、その面積や使用時間に応じて家賃や電気代の一部を経費にできます。たとえば「6畳のうち2畳分を仕事用」として使っているなら、家賃の約3分の1が経費計上可能です。
5. 交通費
取引先との打ち合わせや、仕事関連のセミナー参加などで使った交通費は経費にできます。ただし、通勤や私用目的の外出は対象外です。
6. 交際費
ビジネス関係者との食事、打ち合わせ時のカフェ代などが該当します。個人的な飲み会はNGなので、誰と何の目的で使ったかをメモしておきましょう。
7. 広告宣伝費
SNS広告、名刺、チラシ、ホームページの制作費など、集客や営業活動にかかった費用です。副業ブログやインスタ投稿の広告費も対象になります。
8. セミナー・教材費
スキルアップのために参加した講座や購入した書籍なども、仕事に関連していれば経費に計上できます。たとえば「Webデザイン副業のためのオンライン講座」などは明確な業務関連性があります。
9. 銀行手数料・決済手数料
振込手数料やPayPalなどの取引手数料も経費になります。副業専用口座を作ると記録が明確になり便利です。
10. サブスクリプション費用
Canva、ChatGPT、Notionなど、業務効率化のために使うアプリやツールの利用料も経費になります。プライベートとの境界を明確にしておくことが重要です。
経費を計上する際の注意点
1. 領収書・レシートの保管
経費を証明する書類は5〜7年の保管が義務付けられています。電子データでもOKですが、日付・金額・内容の確認ができることが条件です。
2. 按分(あんぶん)のルール
仕事と私用を明確に分ける必要があります。曖昧な按分率では税務署から否認されるリスクがあるため、利用実績や使用時間のメモを残しましょう。
3. 経費にできないものもある
私的な外食費、家族旅行、衣服代などは基本的に経費になりません。「仕事との関連性が説明できるか」が判断基準です。
副業の経費を確定申告する手順
- 1. 1年間の経費を集計する(レシート・明細を整理)
- 2. 収入と経費を仕訳帳に記録
- 3. 「収支内訳書」を作成
- 4. e-Taxまたは郵送で確定申告
スマホでも申告できるようになっており、初心者でも手軽に完結します。具体的な流れは「スマホでできる副業の確定申告ガイド」も参考にしてください。
節税のために知っておきたいポイント
1. 家事按分の考え方を理解する
たとえば、スマホやWi-Fiを仕事と私用で共有している場合、使用割合をもとに按分します。仕事7:私用3なら、通信費の70%を経費計上できます。
2. 経費が多すぎると逆に疑われる
「実際の収入より経費が多い」と税務署に不自然に見られることがあります。常識的な範囲で申告することが信頼につながります。
3. クラウド会計ソフトを活用
freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ツールを使えば、レシート撮影で自動記帳できます。確定申告の負担を大幅に減らせます。
まとめ|経費を賢く活用して副業を長く続けよう
経費を正しく計上すれば、手元に残るお金を増やすことができます。「節税=ズル」ではなく、「正しく支出を管理すること」が大切です。小さな経費の積み重ねが、副業を続ける大きな力になります。



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