履歴書が書けない社会人へ|初めてでも形になる作り方ステップガイド
「履歴書を開いた瞬間、ペンが止まる…」
「社会人になって初めての履歴書だけど、何を書けばいいか全然わからない」
初めての転職・再就職のとき、ぼくもまったく同じ状態でした。
名前・住所・学歴まではなんとか書けるけれど、
- 職歴欄をどう書けばいいのか
- 自己PRに書くほどの強みがない気がする
- 志望動機が「給料と残業少なめ」くらいしか思いつかない
となると、ページを開いたまま30分くらい固まるんですよね。
でも、実は履歴書は「ゼロからひねり出すもの」ではなく、「型に当てはめて埋めていく」ものです。
最初にやるべきことさえ分かれば、社会人1年目でも、転職が初めてでも、ちゃんと形になります。
この記事では、
- 履歴書が書けない理由を分解する
- 社会人が初めて履歴書を書くときのステップ
- 自己PR・志望動機が書けないときの考え方
- 最低限ここだけは外さないでほしいチェックポイント
を、ぼく自身の遠回り経験込みで整理していきます。
なぜ「履歴書が書けない」のか?よくある3つの理由
まずは、履歴書が書けなくなる理由から整理してみます。
大体は次の3つのどれか、もしくは複数が重なっています。
理由①:完璧な文章をいきなり書こうとしている
一番多いのがこれです。
- 最初の一文から「うまい自己PR」を書かなきゃいけない気がする
- ネットの例文と比べてしまい、自分の文章がショボく見える
こうなると、頭の中で文章を何度も書き直しているうちに、
手がまったく動かなくなるんですよね。
でも実は、履歴書の文章は最初から上手である必要はありません。
「まず箇条書き → その後、文章に整える」という順番に変えるだけで、一気に書きやすくなります。
理由②:自分の経歴を「整理」しないまま書こうとしている
学歴・職歴・アルバイト経験などが頭の中でごちゃごちゃしたまま、
いきなり履歴書の枠に書こうとしていませんか?
この状態だと、
- どこから書き始めればいいか分からない
- いつからいつまで勤めていたか思い出せない
- どの仕事をどこまで書けばいいか迷う
となって止まりがちです。
なので、まずは紙やメモアプリで「自分の経歴だけを年表にしてみる」ところから始めたほうがラクです。
理由③:自己PRや志望動機に「正解」を求めすぎている
ネットで「履歴書 自己PR 例文」と検索すると、
きれいな文章や完璧なテンプレがたくさん出てきます。
それを見れば見るほど、
- 自分にはこんな立派な実績はない
- 普通の会社員生活しかしてこなかった
と感じてしまい、「書く資格がない」ような気持ちになります。
でも、採用担当が知りたいのは、「あなたがどんな人で、どんなふうに仕事に向き合うのか」です。
華やかな実績よりも、具体的なエピソードのほうがよく伝わります。
ステップ1:まず「事実だけ」をメモに書き出す
いきなり履歴書本体に書き始めるのではなく、まずは下書き専用メモを用意します。
ノートでもスマホでもOKです。
学歴・職歴をざっくり年表にする
次のような項目を、時系列で並べてみましょう。
- 西暦・年月
- 学校名/会社名
- 学部・部署・職種
- やっていたことを一言で
例:
- 2015年4月 ◯◯大学△△学部 入学
- 2019年3月 同大学 卒業
- 2019年4月 株式会社AAA 営業部 入社(個人向け営業)
- 2022年4月 同社 カスタマーサポート部へ異動 など
まずは「履歴書にそのまま書かなくてもいい」くらいの気持ちで、事実だけ並べてOKです。
仕事でやってきたことを箇条書きにする
次に、「職務内容」をざっくりメモにします。
- 毎日やっていたこと
- 任されていた業務
- 工夫したこと・心がけていたこと
を、思いつく限り箇条書きにしてみてください。
ここで数字や実績があればベストですが、
「クレーム対応の一次受付を担当」「新人への作業説明を任されていた」などでも十分材料になります。
ステップ2:履歴書の「埋める順番」を変える
履歴書を埋めるときは、書きやすいところから順番に埋めていくのがコツです。
① 個人情報・学歴・職歴から固める
まずは、次の項目から埋めていきます。
- 氏名・住所・連絡先
- 学歴(高校卒業以降でOK)
- 職歴(在籍期間・会社名・部署名・職種)
ここはほぼ「事実の転記」だけなので、深く悩む必要はありません。
さきほど作った年表を見ながら、淡々と埋めていきましょう。
② 資格・免許は「持っているものだけ」でOK
運転免許や、これまでに取得した資格があればそのまま記載します。
特に無理に書くものがなければ、空欄でも大きな問題はありません。
もし今後、転職やスキルアップのために資格取得も検討しているなら、こちらの記事も参考になります。
初心者でも失敗しない資格スクールの選び方|後悔しない3つの基準
③ 最後に「自己PR」と「志望動機」を書く
多くの人がここで止まりますが、逆に言えばここまで来ればゴールは近いです。
いったん履歴書を閉じて、次のステップで文章の材料を作っていきます。
ステップ3:自己PRの材料を「エピソード」で集める
自己PRは、「すごい実績」よりも「どんな姿勢で仕事をしてきたか」が伝われば十分です。
自己PRのタネになる質問
次のような問いに答えてみてください。
- 仕事で一番うれしかった経験は?
- 「ありがとう」と感謝された場面は?
- 自分なりに工夫して、うまくいったことは?
- 周りからよく頼まれる役割は?(調整役・相談役・ムードメーカーなど)
それぞれについて、具体的な場面を1〜2行でメモしてみます。
例:
- 新人のOJT担当を任され、業務マニュアルを作り直したらミスが減った
- クレーム対応で丁寧に話を聞き、最終的に「あなたが対応してくれて良かった」と言ってもらえた
「結論 → エピソード → 今後どう活かすか」の型に入れる
集めたエピソードは、次の型に当てはめれば自己PRになります。
- 結論:自分の強み・大事にしている姿勢
- エピソード:それが分かる具体的な出来事
- 今後:その経験を応募先でどう活かしたいか
例文イメージ:
「私の強みは、相手の状況をよく聞きながら丁寧に対応する姿勢です。前職のカスタマーサポートでは、クレームのお客様に対してまず話を遮らずにお聞きし、状況を整理してから提案を行うようにしていました。その結果、『あなたが対応してくれてよかった』とおっしゃっていただけることが増えました。この経験を活かし、御社でもお客様の声に真摯に向き合いながら、信頼関係を築けるよう取り組みたいと考えています。」
完璧な文章でなくて構いません。
「結論 → エピソード → 今後」さえ押さえていれば、十分伝わる自己PRになります。
ステップ4:志望動機は「3つの視点」を組み合わせる
志望動機は、
- 給料を上げたい
- 残業を減らしたい
といった本音だけだと書きにくくなりがちです。
そこで、次の3つの視点に分けて整理してみましょう。
- なぜ「この業界・職種」を選びたいのか
- なぜ「この会社」に興味を持ったのか
- 自分の経験のどこがその会社の仕事に活かせそうか
この3つを1〜2行ずつメモしてから、つなげて文章にします。
例:
「前職のカスタマーサポートの経験から、人の相談に乗りながら課題を解決していく仕事にやりがいを感じるようになり、同じくお客様と長く関係を築いていける営業職に挑戦したいと考えるようになりました。御社は◯◯の分野で高いシェアを持ち、既存のお客様との関係性を大切にされている点に魅力を感じています。これまで培ってきた傾聴力や調整力を活かし、お客様から信頼される担当者として貢献したいと考え、志望いたしました。」
ポイントは、「会社の良さ」だけでなく、「自分の経験」とちゃんとつなげることです。
履歴書を書くときに最低限チェックしたいポイント
① 誤字脱字・日付・西暦/和暦をそろえる
履歴書は、内容そのものよりも、「基本的なところをきちんとできているか」がよく見られます。
- 誤字脱字がないか
- 「2023年」と「令和5年」が混在していないか
- 学歴・職歴の年月に矛盾がないか
は必ずチェックしましょう。
② 手書き・PCどちらでもOK。読みやすさを優先
最近は、PCで作成した履歴書を受け付ける企業も増えています。
「絶対に手書きでないとダメ」というわけではありません。
大事なのは、
- 読みやすい字・レイアウトになっているか
- 誤字脱字が少ないか
- 乱雑な印象になっていないか
です。
履歴書用のテンプレートや、印刷に使う用紙・封筒などは、
楽天市場 や Amazon公式サイト でレビューを見ながら選んでしまうのも手です。
バラで買うより、履歴書セットになっているものを選ぶと迷いにくくなります。
③ 一人で不安なら「第三者の目」を必ず通す
自分ではOKと思っていても、他人が見ると気になる部分が見つかることはよくあります。
- 信頼できる友人・家族
- 転職エージェントの担当者
など、誰か一人には一度見てもらうと安心です。
転職エージェントの具体的な使い方については、こちらも参考にしてください。
転職エージェントの賢い使い方|丸投げせず「共同作業」にするコツ
「履歴書が書けない…」と感じたときにやってはいけないこと
NG①:ネットの例文をほぼ丸パクリする
例文はあくまで参考用です。
丸パクリすると、面接で内容を深掘りされたときに自分の言葉で説明できず、すぐにバレます。
「構成だけ真似して、中身は自分の言葉で書く」ことを徹底しましょう。
NG②:「書けない自分はダメだ」と思い込んで手が止まる
履歴書がスラスラ書ける人のほうが少数派です。
むしろ、ほとんどの人が何度も書き直しながら作っています。
書けないのは、あなたがダメだからではなく、
「まだやり方を知らないだけ」です。
この記事のステップ通りに、
- 事実を書き出す
- 学歴・職歴から埋める
- 自己PRと志望動機は最後に「型」に沿って書く
と進めれば、少なくとも「ちゃんと読める履歴書」には必ずなります。
NG③:履歴書づくりに疲れて、転職自体をあきらめる
履歴書はあくまで「スタート地点」の書類です。
ここでつまずいて転職自体をあきらめてしまうのは、正直もったいないです。
転職そのものに対する考え方や、失敗しがちなパターンは、こちらの記事でも整理しています。
転職が失敗しがちな人の特徴7選|後悔しないための改善ポイント
初めての転職は何から?絶対に失敗しない最初のステップ
「履歴書が書けない社会人」から一歩抜け出すために
ぼく自身、最初の履歴書はひどいものでした。
自己PR欄はスカスカ、志望動機も「御社の社風に惹かれ」といった薄い言葉ばかり。
でも、何度か書き直し、友人やエージェントに見てもらううちに、
少しずつ「自分の言葉で、自分の仕事の話をする感覚」がつかめてきました。
履歴書は、「上手な作文コンテスト」ではありません。
採用担当に伝わるのは、
- 事実が整理されているか
- その中から、自分なりに強みを見つけようとしているか
- その強みを、応募先で活かそうとしているか
という、すごく地味だけれど大切な部分です。
今日できることは、たとえばこの3つのどれかひとつで十分です。
- 学歴・職歴を年表にしてメモする
- 仕事でうれしかった出来事を3つ書き出す
- 志望動機の「業界」「会社」「自分の経験」の3つを1行ずつメモする
それだけでも、履歴書は「何も書けない真っ白な紙」から、
「あと少し整えれば提出できる書類」に近づきます。
関連記事・参考リンク(内部リンクと外部リンクのまとめ)
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