医療・生命保険の基礎と「本当に必要な保障」|初心者が知っておくべき必須ポイント
「医療保険と生命保険、どれだけ入ればいいの?」 「保険料が高いけど本当に必要?」
そんな悩みを抱える人はとても多いですが、実は保険には“入るべき理由”と“不必要なケース”が明確にあります。
この記事では、医療保険と生命保険の基礎、そして本当に必要な保障だけを正しく選ぶ方法を初心者向けに徹底解説します。
公的制度も含めて理解することで、ムダな保険を解約しつつ、必要な備えは確保できるようになります。
医療保険と生命保険の違いと役割
医療保険の役割:治療費・入院費の備え
医療保険は、病気やケガで入院・手術をした際の自己負担をカバーするための保険です。
ただし、医療費の多くは公的医療保険でカバーされ、さらに「高額療養費制度」で自己負担が月数万円に抑えられます。
つまり、医療保険の役割は 高額療養費制度でカバーできない部分の補填 にすぎません。
▼医療保険が必要になる主な費用
- 差額ベッド代(全額自己負担)
- 先進医療の技術料
- 通院費・交通費
- 長期入院時の生活費
この部分だけを補えるよう、最低限の保障で十分です。
生命保険の役割:家族への生活費の備え
生命保険は、万が一の時に遺族の生活を守るための保険です。
必要な保障額は、家族構成によって大きく変わります。
▼必要保障額の基本式
必要保障額 =(遺族の生活費 × 必要年数)− 公的保障(遺族年金)
たとえば小さな子どもがいる家庭では大きな支えになりますが、独身や子どもが独立している場合は必要ありません。
本当に必要な保障は「人によって違う」
保険は「足りない部分だけを補う」もの。 そのため、年齢・家族構成・貯金額によって必要な保険は異なります。
▼ケース別:必要保障の目安
① 独身(貯金あり)
- 生命保険:不要
- 医療保険:最低限でOK(1,000〜2,000円程度)
② 共働き夫婦(子なし)
- 生命保険:必要性は低い
- 医療保険:最低限
- がん保険:必要に応じて
③ 子どもがいる家庭
- 生命保険:必要(定期保険が最適)
- 医療保険:最低限
- がん保険:働き手は加入検討
必要保障額の計算は以下の記事も参考にしてください。
医療保険は「最低限」でいい理由
医療保険で誤解されがちなのが「入院すると何十万円もかかる」というイメージです。
しかし実際には、以下の制度によって負担は大幅に抑えられます。
- 公的医療保険による自己負担3割
- 高額療養費制度(1〜9万円程度の上限)
- 自治体独自の助成金
▼例えば:入院10日+手術の場合
総額50万円かかっても、高額療養費制度により 自己負担は約8万円前後 におさまるケースがほとんどです。
これを踏まえると、「入院日額1万円の高額な保険」は不要であることがわかります。
生命保険は「遺族の生活費」を基準に判断する
定期保険がシンプルで最適
死亡保険の基本は定期保険です。掛け捨てですが、保険料が安く、必要な期間だけ備えられます。
逆に、終身保険や積立型は保険料が高いため、必要保障額を十分に備えられないことが多いです。
必要保障額の目安
- 子どもが小さい:2,000~3,000万円
- 子どもが中高生:1,000〜1,500万円
- 共働き:500万円未満でOK
▶重要ポイント
公的制度(遺族年金)を知らないと、必要以上に生命保険に入ってしまう人が多く、固定費が無駄に増えます。
よくある疑問とよくある誤解
Q1. がん保険は必要?
治療費+収入減少リスクが気になる人は検討の価値あり。ただし、複数加入は不要。
Q2. 積立型保険はお得?
基本的にはおすすめしません。保障と貯蓄を切り分けた方が自由度が高く、利回りも良いです。
Q3. 共済だけで足りる?
独身・貯金ありなら十分なケースが多いです。家族持ちには保障が不足しがち。
保険選びで損しないためのポイント
- 必要保障額を把握する
- 終身より定期保険を優先する
- 医療保険は「最低限」でOK
- 保険は複数社を比較する
- 公的制度を理解しておく
これだけで、多くの人が支払っている保険料を大幅に削減できます。
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まとめ:必要な保障だけに絞れば保険はシンプルになる
保険は複雑に見えますが、原理はとてもシンプルです。
- 医療保険:最低限でOK
- 生命保険:家族を守るために必要な範囲だけ
- 貯蓄や投資と保険を混ぜない
この基本を守れば、ムダな保険料を支払い続けることなく、必要な備えだけを手元に残すことができます。
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